プロフィール

【名前】

春山充

【ビジョン、ミッション】

「誰もが他人の目を気にせずに、自分らしく楽しく心地よく、生きられる社会を作りたい」 
「情熱を取り戻すお手伝いをしたい」
「情熱を持って働ける職場・組織を作りたい」
「人生自分らしく楽しく生きる」

【肩書き、資格】

「誰もが心地よくいられる場をつくる人」

株式会社はるやま代表取締役
日本キャッシュフローコーチ協会公認キャッシュフローコーチ
ビリーフリセット協会 認定カウンセラー
トランスフォーメショナルコーチ

【経歴】

26歳の時に父親が作った飲食店に入社。
31歳の時に代表取締役就任

【入社動機 社長になってからの苦労】

・ただなんとなく勝手知ったる業界だから。
・サラリーマンはイヤだしできる気がしない。
(中高と勉強が嫌いでまったく勉強をしなかったし、毎日喫茶店のハシゴをしているだけだった。特に将来のビジョンがあったわけでもなくなんとなく写真の専門学校に行き、なんとなくアシスタントの仕事をして、写真の仕事も大変そうなのでなんとなく辞めて、なんとなく父親の会社に入った)
・せっかくお店(会社)があってある程度儲かっていそうだし、なんとなく勿体無い気もしたし、一から作りより楽そうな気もした。

「自分が後継者だから時期社長として頑張るぞ!」とか
「自分は飲食店で父親を超えて大成功してやる!」とか
そんな気負いや野心はまったくない。
要するにただなんとなく目の前にあったから入社した。
というのが本心。
とこのように書くといいかげな人間のように思えるかもしれないが、実はとても真面目で慎重な性格である。
なので、やると決まったら一生懸命にやる。
入社後半年くらいは厨房で調理の仕事を教えてもらい、その後はホールで接客を毎日やっていた。
本当に本当に一生懸命に。

そんなこんなしているうちに、父親が長期入院をする事になり、なんの心構えもなしにいきなり社長業をやる事になる。
社長業と言っても、自分の役割は会社の管理をする事が主な仕事だった。
父親から会社の実印と通帳を渡されて、日々の売上管理、業者への支払い、給料計算、給料の支払い、税理士さん対応などなど全部やる事になった。
わたしが入社した時で、もうすでに20年は営業していたお店である。
おかげさまで繁盛店としての地位を錦糸町で築いていた。
だからわたしが実質社長になった時にはもうすでに、ある程度の仕組みは出来上がっていたのである。
良くも悪くも社内の文化、価値観、暗黙のルールなど。
そこになんの目的やビジョンを持たずにわたしが入社すれば、それは社長ではなくて管理人である。
自分は経営者という肩書きを持ちながらも、ずっと会社を管理している人間であるという自己認識であった。(そのことを後日気がつくことになる)

自分の精神的な構造としては、無意識下では父親がトップ(社長)で、それを守っている自分(管理職)という立場である。
でも父親を越えたい、見返してやりたいと思う気持ちもある。
両方裏腹で持っていたのではないかと思う。
そして両方の思いがいつもぶつかっていてややこしい事になっていたのかもしれない。
だからかいつも父親のこと、お店のことを批判的にみていた。
ここが悪いあそこが悪いと、悪いところばかりが目に付いた。
そのせいで自分の意志で継ぐと決めたくせに、「なんでこんなに大変なんだ!全然上手くいかない!もーこんな店にした親父が悪い!社員は全然協力してくれないし!自分がこんなにつらいのは親父のせいだ!」と責任転嫁して自分を被害者にしたてあげていた。
「自分はどこに向かいたいのか?何を実現したいのか?」という問いを持って会社経営をしていないし、人生を生きていなかった。

それでも一応社長という肩書きを持ってしまった。
誰もリーダーだとは思ってはいなかったかもしれないが、リーダーとして頑張らなくてはという気持ちは強くあった。
なんとか今よりもっとお客さんに来て欲しい、もっと売上を上げたい、もっといいお店にしたいという気持ちはあった。
がしかし、何をやっていいのかがわからない。
相談する相手もいない。
本当に困り果てていた。

とにかく当時は目の前のことをやるのに手一杯だった。自分は被害者で自分が100%オッケー、で父親や環境が100%NGで自分がこんなに辛い気持ちなのは全部お前らのせいだ!と思い込んでいた。自分の心を内観するなんて思いつきもしなかった。
そんなこんなでお店に入って、15年位はとにかく訳もわからないまま一生懸命にやっていた。その間に、お店の売上が急激に伸びたり落ちたりした時期があった。それに合わせて自分の気持ちも上がったり下がったりした。
お店の売上が急激に伸びたのは、わたしの努力の成果ではなくて、ただ単に錦糸町に半蔵門線が通って人口が増えた。飲食店の数とお客さまの数のバランスが崩れて売り手市場になっただけ。その後飲食店がどんどん錦糸町に出店してきた。実力で勝ち取った売上ではないのでバランスが正常化すれば、元に戻るのはあたりまえ。
こんな事ではいかん!と思い経営の勉強をするようになる。
実はこの当時の精神状態が一番悪かった。
心療内科に行ったりして安定剤みいたのを処方された事もあった。
もうとにかく毎日が辛くて辛くて、死にたいじゃなくて、早く年をとって消えたいと思っていた。
でもこの辛い精神状態の10年間で学んだ事が全ていまに生きてきている。

【何のためにコンサルをやるのか】

ではここらで、何のためにコンサルをやるのか、何を伝えたいのかという話しをしてみよう。

わたしが会社の通帳を預かった時にまずビックリして困ったこと。
それは、会社に借金もないがお金もない!という事。
売上はそこそこあったが、父親がやっていた絶頂期にくらべれば遥かにすくない。
それでも日銭商売なので、なんとかお金は回せていたが本当にお金がなくて辛かった。
給料の遅配こそなかったが、自分の給料は当然のように後回しの後回し。
前月分の業者への支払いを済ますと手持ち現金はゼロになり、そこから月末に向けて社員の給料を支払うために毎日営業して現金を稼ぐという状態。
まさに自転車操業。毎日の売上に一喜一憂していた。

いつもお金—お金—とお金に追われていた。(いまでもそういう気持ちはあるが)
明日は給料日(当時は現金支給をしていた)だというのにお金が足りない!
やばい!なんて事は年中行事で、給料日前日の売上をあてにして、営業が終わって自宅に戻ってから千円単位で足りた、足りないとやっていたな。

うちの父親は財務とかまったく気にしない人だった。
売上を見て利益を見て、赤字か黒字か。
ただそれだけしかみない人だった。
時代もバブル期で景気もよかったし、会社にお金なんか残しておかなくも全然オッケーで、お金なんて営業していれば入ってくるよと思っていたらしい。
あんまりにもお金がなくてお金のことを父親に相談したら、「お金なんかなんとかなるよ、いままでもなんとかなってきたから、これからもなんとかなるよ」
これ実際に父親が言った言葉。
「そうか!それじゃ大丈夫だね!」なんて脳天気に思っていたら、うちの会社はとっくに無くなっていて、わたしも違う人生を送っていただろう。
もう言い返す言葉もなくて絶句して「なんとかなる訳ないじゃん・・」と思ったのを覚えている。なんでこんなにお金が辛いのか、自社の立ち位置はどうなっているのか、どうやったらお金を増やすことが出来るのか。
「なんでこんなにお金がないんじゃー、どうやったらお金に余裕が持てるのじゃー」というのが心の叫び。
いやそりゃね、売上があって費用を払って残ったのが利益であるというくらいは。
だから売上を上げればいいだよね。
いくら財務知識があっても沢山売って稼がないとお金は残らないのよ。
それくらいはわかるよ。わたしのプリン頭でも。
ではどうやってやるの?
「・・・・・・」
なんにもわからない。
思いつくのは毎日一生懸命お客さんを接客するしかない!
ただそれだけ。
具体的な事はなにも思いつかない。
まぁ、そりゃそうだよね。
会社に入ったお金がどう流れていってどこに行き着くのか、どうやったら利益を残せるのか、などなど収支構造を理解していなくて、ただ単に「売上を上げればいいの!」と思っているだけだもの、そりゃ具体的な戦略なんて思い浮かぶわけがないよね。

後継者ってなんだかんだいって勉強熱心な人が多い気がする。
創業社長はなんだかんだ言ってカリスマで影響力が強い。自分で会社を立ち上げて小さいところから、積み上げていった経験があるから色々な事を理屈ではなくて感覚でわかっている感じがする。もちろんうちの父親も財務のことは理解していなかったが、野生の勘ではわかっていたと思う。でも野生の勘はその人が持っている感覚だから勉強して身につけられるものではない。
だから後継者は、カリスマとか野生の勘を持っていないから、自分の武器を身につけたくて、勉強をして理論武装するんじゃないかと思っている。実際自分はそうだったから。
実はこの勉強熱心に落とし穴があって理屈っぽくなる場合がある。
理屈で色々なことを考えるから、コミュニケーションが上手くなかったり、現場をみない事を言い出したりする場合がある。
実はこれも自分のこと。

昔から経営は人・金・物が大切なんていうけど、わたしは人と金のところで苦労をしてきた。

1、お金のところでは、とにかくどうしたらお金が残るようになるのかがわからない。

自社の立ち位置がわからない。
お金の勉強したいのだが、どうやって誰に聞いて勉強したらいいかわからない。
お金のことだから、税理士さんが詳しいかなと思って相談するじゃない、すると財務諸表の解説はしてくれるけど、解説されても「それで?」である。
わたしが知りたいのは、お金の増やし方であって財務諸表の読み方ではない。
でもその時は「ふーん。なるほどね。全然わかんないや。わからないのは自分に簿記の知識がないからだ。なら日商簿記でも勉強しよう」とか思って簿記の本とか買ってくる訳よ。
あんなもん読んでも全然経営の役には立たない。経営者は経理担当者じゃないから、仕訳の知識なんかあってもなんの役にも立たない。
あれは税金の計算をするためのもので経営に役立つものではない。
その点を間違えてしまう経営者が多いので、経営に使えるお金の話しを伝えたい。

2、人とのコミュニケーション。

人は理屈ではついてこない。
人は信頼関係を築いてはじめて、話しを聞いてくれる。
ではどうやって信頼関係を築くの?
自分の話しを聞いて欲しければ、まずは人の話しを聞いて受容するのが必要である。
よく人の話しを聞けないで、アドバイスや自分の話しに持って行ってしまう人がいる。
自分それもやっていたけど。
傾聴は経営者の必須スキルだと思う。
だから傾聴のスキルも伝えていきたい。

3、自分の存在理由、存在価値、何をなし得たいのか。

そしてそれは何のためにしたいのか。
これらがすごく大切。
お金的な成功や報酬では、人は本当の意味で情熱を持って仕事が出来ないのではないかと思っている。(中にはゲームのようにお金を稼ぐのが好きな人もいるようだが、それはそれで心からの欲求であればオッケーだとも思っているけど)
生活のため、お金のためという仕事の仕方をしていると全然楽しめない。
人生は楽しまなくてはいけないと思う。
これは一番大切なこと。
わたしの人生とはいかに自分が楽しめるかを追求するでもいいと思っている。
よく自己啓発本とか成功本とか読むと「楽しんでやる」と書いてあったりするけど、最初は全く意味がわからなかった。楽しむ???わからん。
最近わかったのは、楽しいと思える事は、自分の心理的欲求が満たされる行為である。
でも多くの人は子供の頃から親に「勉強してから遊びなさい!」と言われてきた。
まずは我慢してから遊びなさい。(たまに数学とか勉強が好きな子がいるけど、それならそれでオッケーだけどね)自分の楽しい事は後回しにしなさいと教育されてきた。だから楽しい事の前には、つらい事をしなければならないと思っている人が多いのではないだろうか。
言葉って人間の精神状態を表すよね。
戦時中に言っていたじゃない。
「欲しがりません勝つまでは!」てね
これが多くの日本人のメンタリティで、いまもこの精神のままでいると思う。
だから行動の原動力が「?をしなくては」「?をするべき」みたいに自分の欲求を殺して我慢して役割を演じている人が多いと思う。

現代社会では、達成とか成果とか男性性的で行動力溢れる人が評価されやすい世の中である。特にビジネスの世界では、その傾向が顕著である。自分の精神性や女性性など、成果に繋がりそうにないものはすべて否定されている。
でも人は色々な側面があって性格を作りだし、その人自信を作りだしているもの。一部だけを使っている訳ではない。でも無理をしてビジネスに必要な仮面だけを被って、必要のないものは無いものにしようとしている。そんなのはイビツである。
そんな事ばかりやっていうちに、「あれ?本当の自分ってなんだっけ?」になってしまい、何をやりたいのか、何をやりかくないかすらもわからなくなってしまう。やりたくないのに生活のため、お金のためと言って自分を切り売りするような生き方をして生産性が上がるわけがない。でもいまの日本社会では自分らしく生きるなんて言おうものなら、世間から総スカンを食らってしまう。
「自分らしく生きる?それでメシが食えるか!一生懸命に勉強していい学校に入っていい会社に就職するのだ!それが一番幸せなんだ!我慢して生きていけ!」と親に言われる。戦時中のメンタリティのままにね。でも親も自分の親にそうやって言われて育ってきたからその価値観しか持っていないはしょうがない。
そして学校教育も同じようなメンタリティで教育をしている。
でも時代は変わった。
子供たちは薄々気がついている「そんなのおかしい」ってね。
不登校児がものすごく増えているのはそういう理由なのではないかと思う。

少し話がずれた気がする。

だから仕事とプライベートを分けるなんていう人がいるけど、まさにその罠にはまっていると思う。だからやりたくもない事をやっているという感覚があるから、仕事は仕事、プライベートはプライベートとか言っているくせに結局は生産性が上がっていない。

そして自分らしく生きる。心地よく生きる。
これは経営者こそ一番意識すべき点だと思う。
経営者が先頭きって「?をすべきである」の世界から抜け出して、「?したい」で経営すべきである。
自分がどんな経営をしていれば心地よいのか、楽しめるのか、そんな事を追求するのが一番である。だって人間楽しい事は一生懸命にやるじゃない。生産性が最も高い状態だと思う。
自分なりの自分だけの楽しめる経営をする。
これが一番大切だと思う。
自分らしさを追求した先に、自分が何をしたいのか、何のために経営するのか、どんな社会にしたいのかが見えてくるのではないか。

【コンサル内容のまとめ】

  1. 経営に使える数字の知識。
    • お金のブロックパズル
  2. 信頼関係の作り方。
    • 傾聴力
    • コーチング力
  3. 何のために経営をするのかを見つける。
    • 自己観察
    • 思考の歪みの解消

以上、長文失礼しました。

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