クライアントインタビュー

藤井千晶さん(株式会社ふじ井)
「キャッシュフローコーチング」サービス継続中

藤井千晶さん(株式会社ふじ井)
「キャッシュフローコーチング」
サービス継続中

●簡単な自己紹介をお願いします。

藤井さん

北海道倶知安町でお菓子屋さんを経営している、お菓子のふじい(株式会社ふじ井)の藤井千晶です。
(リンク:https://sweets-fujii.com/

1950年に祖父が創業して、今年で創業から72年。私で3代目になります。

従業員数は10名以下。もともとは両親とやっていた小さいお店で、そこから人を雇用したりして今に至ります。

●コンサルタントを依頼するまでは、どのようなことに悩んでいましたか?何が一番苦しかったですか?

藤井さん

私が両親から店を受け継いだのは2006年頃です。
お菓子が好きなので、もともと継ごうと思っていました。
でも当時私は大手の菓子メーカーに勤めていたので、親は「安定しているんだから帰ってくるな」と言っていて。

その頃の店の状態は、両親2人で食べていく分にはとくだん困らない、という状態。
両親は基本的には娘は帰って来ないと思って老後設計をしていたと思います。
だからこのまま両親2人でやって、そっと店を閉めて、借り入れもないし、しゅっと終わる。
なので帰ってきたときは、両親がお店を閉めようとしているような状況でした。

春山

でも夫婦2人でやっていて、製造原価で考えると、当時の数字は悪くないですよね。

藤井さん

はい、でも帰ったときは、売上の数字は分かっていたけど、雇用される側だったのでその金額がいいのか悪いのか全然わからない状態でした。

とりあえず好きなこと、やりたいことをやろうと動いていたら、2〜3年で売上が倍まで伸びました。
そうなると、私たち夫婦と両親だけだと無理で、人を雇い入れることに。
そのころ私が代表に交代しました。
そこからまた伸びて、さらに売上が倍くらいになったときには従業員も5〜6人になっていたのですが、そのころから何かがうまくいかない、どうしていいかわからない、ということが増えてきました。

一般的に言ったら4〜5年で売上を4倍以上にしてそこそこいい感じのはずなのに、どうしていいかわからない。
売上は上がっていたんだけれどもお金の扱いがわからないから、上がっていくことが実はすごい怖かったんです。
行動した結果、売上は上がったけれど、このお金はどうしたらいいんだろう?とか、本当にこの状態でいいのかな?というのがあって。
数字のことや、それまでは家族経営でやっていて人を雇っていなかったので、従業員の管理のことなど、
今までやったことないことに困って経営塾に入ったりもしました。
ただ、その経営塾では、とにかく数字を上げるのがいいとか、人をコントロールするとか、そういうことを教えていて、はたしてそれでいいのかという疑念もあって辞めてしまいました。

春山

その経営塾に私も参加していて、そこで出会ったんですよね。辞めた時期も同じ頃で、辞めると同時に私がもともと数字が得意で好きだったので、藤井さんのコンサルタントをすることになりました。

●春山のコンサルを受けてみて、どんな変化がありましたか?

藤井さん

1年春山さんのコンサルをやってみて思ったのは
数字を上げるのは理想だけれども、けっしてそれが目的でなく、数字を使って判断できることがあるなっていうことを感じることができるようになったことですね。

数字を上げることが目的でなく、数字はあくまで補助的な役割であって、意思決定のツール。
毎月セッションをしていく中で今の現状がどうであるとか数字で見えていると、今やっている方向があっているかどうか、答え合わせができるみたいな感じです。
あくまで数字を基準として判断することができた、という感覚ですね。

春山

まさに私もそこがわかってほしいし、そういうふうに数字は使うべきだと思っています。

例えば藤井さんは健康系のお菓子をやっているんだけど、それは本当にやりたいからやっているんだよね。

数字ありきで儲かりそうだからやるのか、それをやりたくてやった結果数字が動いたというのは違うと思う。

「これをやりたいんだけど、これをやるためにどういう数字が必要でこういう予想がついて、結果的にこうなったね」、と。「ちょっとやり方間違ったかもしれない」という時は「違う方向があるね」と数字とにらめっこして方向性を修正していく。

数字をあくまでそういうふうに使っていく。

数字をツールとして使っていく。

藤井さん

継続でやっていく中で思うのは
春山さんのコンサルは決していきなり数字は上がらない、ということ。
もちろん現状把握して単発でクリアしていくのはあるかもしれないけれど
継続して見えてくることのほうが実は大きくて、おそろしく数字が苦手でも、毎月やって毎月質問されて、「だいたいこんな感じ」とやりとりすることでああそうか、とか1年くらい経って「あ、ここの数字がこうだからこうだと思うんだよね」みたいな話をしたら「成長したね!よく理解したね」みたいな。
継続していくことでわかっていく感覚があります。

だから春山さんはコンサルというより伴走系ですね。
ただ1年間やった感想として、結果的には数字がよくなった理由がわかりました。
あとはつっこまれることがだんだんわかってくると、数字を見ながら「これの理由ってなんだろう」って事前に考え出す。
今までなんとなく決算書を見て「全体的にこうだった」けれど、「先月はこうだったからこう」「来月にこれがあるからこう」というのは経緯を追って見れる。それは継続である意味鍛えられている結果だと思いますね。

●数字を見る以外の部分に、大きな価値がある

藤井さん

経営者として「なんかよくわかんないけど怖い!」という心の部分が一番厄介です。
数字をみることで「今の売上でこれだけもつね」とか、分かるようになって安心できることが大きいですね。

「これをやりたい」というのと、「これが売れるからやりたい」の根っこをはき違えると大変。中身がともなわないと棒に振ると私は考えています。
だから「中身」が大事。春山さんは「本当にやりたいの?」と心理カウンセラーとして質問してくれます。
私はお菓子が好きで広めたいという思いがある。
その意味で数字と心を見てくれるのは大きいし、春山さんの得意なところだと思います。

春山

よくあるコンサルだったら、「何店舗も出店できることがいい」というふうになりがちだけど、私はそこに興味はないんです。だけど自分自身が「一般的なコンサルと違っていい」という感覚は、心の勉強していなかったらわからなかったと思います。だから心の部分ってすごく大事ですね。

●実際は毎月どのような心の対話をしているのですか?

藤井さん

「それってどう思ってるの?」「どう考えてるの?」「表面の数字はこうなっているけど、実際のところどう思っているの?」という会話になっていますね。
あと、「自分で考えさせる時間」が長いです。思考する。考えないといけない。

●春山自身の素敵なところはどこですか?

藤井さん

聞くのが上手。見た目と乖離があるけれど(笑)、つきあいやすいですね。
話しやすさがある。
フランクでしゃべりやすい。
威圧感がない。
いい意味でふわっとしているからこっちが構えなくていい。
そのくせ突っ込んでくるから考えないといけないけれど。(笑)

春山

(笑)
1年が経過し、藤井さんはかなり財務の仕組みがわかってきていて、
すごいなって思ってますね。

●数字への苦手意識は薄れてきましたか?

藤井さん

そうですね。

前だったら「よくわかんねー数字あわねー」って感じだったけれど(笑)

「なぜここの数字が合わないのか」わかるようになりました。

月々だったり、累積で見たり、数字に対する苦手感が前より薄れていますね。

↓ 研修での気づきをSNS投稿いただきました(株式会社ふじ井 藤井さんのSNS投稿より)

●最後に、春山さんのコンサルタントを受けるかどうか迷っている方にひとことお願いします。

藤井さん

春山さんのコンサルは「売上を上げてこれだけ成果を出します!」というのが目的ではないので、いきなりは売上は上がらないけれど、上がるっていう効果より長期的に見た「安心」があります。
数字を一緒に勉強しながら、それを指針として使う。だから長期でやらないとこの良さはわからないと思います。
長期で心と経営の心理的安全性を作っていく。売上があがるのがすべてではないですからね。
それよりも「売上を上げるのが本当にいいのか?」「自分はどう考えているのか?」が大事だと思います。
そして「心と数字の兼ね合い」を見られる人は少ないと思っています。

藤井さん、ありがとうございました!

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